OKIデータは、米国のデザイン市場向けに白トナーを搭載した小型A3カラーLEDプリンタ「pro920 WT」を開発し、12月より出荷を開始すると発表した。米国ではオンデマンド印刷が普及しており、新商品はこれらの市場の要求に応える機能を搭載する製品。
たとえば、オンデマンド印刷の利用方法の1つに、Tシャツや布製のバックなどへの印刷がるが、この場合、透明フィルムや転写フィルムなどにカラーでイラストを描き、最後に白色を印刷してフィルムを布地やポリエステル素材に熱転写する。そこでOKIデータは、通常のトナーCMYK(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)の黒トナーの代わりに白トナーを搭載するプリンタを開発した。
「pro920 WT」 は、OKIデータ独自のコントローラと600dpiのLEDプリントヘッドを搭載しており、CMY(シアン・マゼンタ・イエロー)に白トナーをプラスし、K(ブラック)トナーで印刷していた黒をCMY混色で表現することでフルカラー印刷を実現している。プリント速度は、転写紙印刷モードで最大カラー毎分10枚となっている。