日本ヒューレット・パッカードは12月6日、企業におけるビッグデータの活用に向けたITインフラ構築を支援するソリューション「HP Hadoop HBaseサービス」を発表した。同ソリューションは、ビッグデータ活用の中核技術である大規模分散処理プラットフォーム「Hadoop」に最適化したサーバ、データベース、監視・管理ツール、導入コンサルティングサービスをワンストップで提供するもの。
具体的には、Hadoop向けの高密度サーバ「HP ProLiant SL160s」に、Hadoop、オープンソースのHadoop上のデータベース「HBase」、オープンソース監視ツール「Zabbix」向けに日本HPが開発したHadoop監視プラグイン、同社のシステム管理ツール「HP Systems Insight Manager」とクラスタ管理ツール「HP CMU」を搭載した形で提供する。
同パッケージでは、導入前に、低コストで有用性を検討する「Proof of Concept」に対応するほか、ハードウェアやソフトウェアの導入支援として、「ビッグデータコンサルティングサービス」を提供する。
同パッケージの最小構成(「HP ProLiant SL160s」2シャーシ8台構成)の価格は1,500万円からで、HBase以外のNoSQL Databaseを選択される顧客向けに、Hadoopと監視を統合した「Hadoop management solution」(最少構成価格は1,000万円から)も提供する。