Opera’s newest Web browser introduces a new technology platform. |
Opera Softwareは12月6日(ノルウェー時間)、Operaの最新版となる「Opera 11.60」を公開した。Windows版、Mac OS X版、Linux版、FreeBSD版が提供されている。累進的な改善や機能追加が実施されたバージョンで、特にHTML5関連機能の追加が注目される。
「Opera 11.60」における主な新機能は次のとおり。
- 新HTML5パーサ「ラグナログ」搭載
- HTML5カスタムプロトコル/コンテンツハンドラ対応
- ECMAScript 5.1仕様フルサポート
- Typed Array仕様ネイティブ実装
- HTML5ビデオサポート機能追加(muted、preload、buffered、seekable)
- Microdata DOM APIフルサポート
- CSS4 image-renderingサポート
当初、今回リリースされるバージョンは「Opera 12.00」が予定されていた。しかし、Opera 12.00で導入するGPUを活用したハードウェアレンダリング機能の完成度をより高めたいという理由から、急遽中継ぎとして「Opera 11.60」のリリース計画を発表。発表から1ヶ月ほどでのスピードリリースとなった。
Opera 12.00ではテーマも新しいものへ切り替わる予定になっており、UIからグラフィックコンテンツまで一気に高速化された注目のバージョンになる見通し。