SAS Institute Japanは12月6日、同社のサプライチェーン最適化ソリューション「SAS Quality Lifecycle Analysis」が村田製作所に採用されたと発表した。
同製品は、品質解析を中心としたモデリング機能、自動化モニタリング機能およびアラート機能、高度な分析ワークベンチ、Web ベースのダッシュボード機能とレポーティング機能を提供し、品質や生産性、稼働率に関連するあらゆるデータを統合し、高度な分析やレポーティング機能により、製造業におけるプロダクト・ライフサイクル全体にわたる品質管理を実現する。
村田製作所は、製造現場にある大量の品質データを活用して、品質改善を行ってきたが、分析の準備に時間や負荷がかかり、改善のサイクルが遅くなるという課題を抱えていた。こうした背景より、標準のデータベース/デバイスに散在しているデータを分析者の視点で自由に分析する環境を構築できる同製品が採用された。
同製品の導入により、村田製作所では、GUIによるデータの抽出・加工・分析が実現し、以前よりも容易かつ迅速に品質データを活用できる環境が構築されたという。