富士ゼロックスは12月6日、デジタル複合機ApeosPortシリーズに取り付けることにより、複合機の機能と連携して動作するソリューションボックス「図面差分検出ボックス」、「EDI連携FAX送信ボックス」および「基幹連携FAX送信ボックス」を12月19日より発売する発表した。

価格は、図面差分抽出ボックスが60万円、EDI連携FAX送信ボックス・基幹連携FAX送信ボックスがそれぞれ40万円(すべて税別)。

「図面差分検出ボックス」

「図面差分検出ボックス」/「EDI連携FAX送信ボックス」/「基幹連携FAX送信ボックス」(外観は同じ)

図面差分検出ボックスは、建設業や製造業の図面の改訂チェック作業において、改訂前と改訂後の図面を比較し、変更箇所を色別で表示する。目視で確認していた場合、A3図面1枚あたり約30分から40分かかっていたチェック時間を約5分から10分と大幅に短縮できるという。

改訂前後の図面は紙媒体、電子媒体の両方に対応し、図面原稿を複合機からスキャンまたはPC上のWebブラウザで取り込み、異なる部分を検出し色を変えて表示する。差分検出結果をプリント出力したり電子ファイルとして出力が可能。

比較する図面

差分を表示(削除は青、追加は赤で表示)

「EDI連携FAX送信ボックス/基幹連携FAX送信ボックス」

EDI連携FAX送信ボックスは、データ・アプリケーションとの共同開発により、「ACMS」と発注データの授受で機能連携し、EDIシステムから直接発注できない取引先に対して、発注帳票を生成してファクス送信する。それにより、帳票作成やファクス送信などの人手に頼っていた一連の業務の効率化のほか、ファクス送信時に紙を出力することのないペーパーレスの促進や送信ミスの抑制、運用コストの低減を実現する。

基幹連携FAX送信ボックスは、基幹システムからデータを受け取り、取引先に提出する帳票を生成しファクスにて自動送信することで、帳票作成やファクス送信などの人手に頼っていた一連の業務を効率化する。

複合機に設置されたボックス