富士ゼロックスは12月6日、オフィス向けフルカラーデジタル複合機9機種と、モノクロデジタル複合機4機種の計13機種を12月12日から順次発売すると発表した。新たに発売するオフィス向けフルカラーデジタル複合機は、「ApeosPort-IV C」および「DocuCentre-IV C」シリーズ、モノクロデジタル複合機は「ApeosPort-IV」および「DocuCentre-IV」シリーズ。
既に発売済みのモノクロデジタル複合機「ApeosPort-IV」および「DocuCentre-IV」シリーズ6機種と合わせて、今回発表する19機種すべてに共通の最新コントローラーソフトウェアを搭載し、「環境」「利便性」「新しい働き方」を切り口に先進的な機能を提供する。
具体的には、今回発表するすべての機種に、節電モードから復帰する際に、「原稿読み取り装置」「操作パネル」「出力装置」「コントローラー」の使用する部分にのみ通電させる「スマート節電技術」を搭載することで、省エネに貢献する。
さらに、フルカラーデジタル複合機シリーズの8機種(DocuCentre-IV C2263を除く)では、同社独自の人感センサー技術「Smart WelcomEyes」とスリープ高速復帰技術を初めて搭載した。利用者が複合機に近づくと自動的にスリープモードから復帰し、世界最速3秒で立ち上がるIHフューザーとの組み合わせにより、待ち時間を感じることなくコピー機能などを利用することが可能だという。
また、サーバアプリケーションなしで、文書出力を指示した複合機が利用されていても、空いている他の複合機へ出力指示を転送し出力できる「サーバーレスオンデマンドプリント」機能を搭載しているほか(オプションのサーバーレスオンデマンドプリントキットが必要)、プリントアウトされた紙文書でしか残っていない書類を、複雑な設定をすることなくスキャンするだけで再編集可能なWord、Excel形式のフォーマットに変換することも可能(オプションのスキャン機能拡張キットが必要)。
そのほか、同時に発売する同社運営のクラウドを活用したインターネット上でのドキュメント共有サービス「Working Folder」と複合機が直接連携し、複合機の操作パネルの操作で、クラウド上で共有されたドキュメントを直接出力したり、新たなドキュメントをスキャンしてクラウド上で共有することもできる。Working Folder内のドキュメントは、PCからはもちろん、スマートフォンやタブレット端末からもアクセスできる。