ロケーション・ベースのソーシャルサービス「Gowalla」を創設したJosh Williams氏とScott Raymond氏が、Gowallaの開発チームと共にFacebookに移籍する。5日(米国時間)に公式ブログでWilliams氏が明らかにした。
2009年にサービスを開始したGowallaは、Foursquareと競合しながらロケーション・ベースのソーシャルネットワーキングという新しいモバイルサービスを開拓した。だが、Foursquareのような継続的な成長ペースをつかめず、GoogleやFacebook、Yelpなどチェックイン機能を備えるサービスの増加もあって伸び悩みに陥っていた。公式ブログでWilliams氏は「f8(Facebookの開発者イベント)でFacebookの新しい開発成果に圧倒され、数週間後にFacebookから電話がかかってきた。われわれのチームが実力を十分に発揮するために、Facebookに加わるべきなのは明らかだった」と語っている。
Gowalla開発チームのFacebook移籍に伴い、Gowallaのサービスは1月末で終了になる。FacebookはGowallaのデータを取得せず、Gowallaユーザーはサービス終了とともにデータにアクセスできなくなる。それまでにPassport、Stamp、Pin、写真などをエクスポートする仕組みを用意するという。