サイボウズは12月5日、チームコラボレーションをコンセプトとする、独自開発のクラウド基盤「cybozu.com」上で提供するエンタープライズグループウェア「Garoon on cybozu.com」の販売を開始したと発表した。
同製品は、パッケージ版「Garoon」にチームコラボレーションを実現させる「スペース」を新搭載し、より使いやすい画面デザインに刷新した。同社では、チームコラボレーションに注目した理由を、イノベーションを生み出すチームの共通点は「組織横断型のコミュニケーション」を行っていたと説明する。
Garoon on cybozu.comは、従来型グループウェアではカバーできない、組織横断型プロジェクトを支援する新機能「スペース」を搭載。「スペース」は業務遂行に必要なディスカッションスペース、共有ToDo、ファイル共有、業務アプリケーション(kintone)を一画面に集約することにより、プロジェクトに関連する情報が一か所に集約。これにより、ノウハウを蓄積・伝承することも可能だという。
さらに、どの画面からでも自分宛の通知が確認できる「固定ヘッダ」、無料で使える専用のスマートフォンアプリをはじめ、タブレット型端末からもアクセスでき、ログイン時のセキュリティをより強固にする「2ファクター認証(IPアドレス制限やユーザー個別のクライアント証明書による接続元の認証と、ID、パスワードによる認証の組合せ)」を採用した。
同製品の価格は、300名までのユーザーの場合、月845円(年間契約の場合9,935円)、301名から1000名の場合、月800円(年間契約の場合9,405円)、1001名以上の場合には別途相談となる(すべて、ユーザー一人当たりの金額、税別)。
また、Web会議サービス「V-CUBE ミーティング」を「cybozu.com」のオプションとして提供する。価格は1部屋月額50,000円、年額の場合は588,000円となる。