Windows Internet Explorer 10

Microsoftは11月29日(米国時間)、IE10 Platform Previewの最新版となる「IE10 Platform Preview 4」を公開した。試用するにはWindows 8 Developer Previewが必要となる。HTML5機能の実装が追加されたほか、パフォーマンスが向上している。特にSVGレンダリング、CSSトランスフォーム、CSSアニメーションなど、レンダリング系のパフォーマンス向上が顕著。

機能面ではCORS(Cross Origin Resource Sharing)の実装追加、クライアント側でのファイル新規作成機能の導入、CSSからユーザセレクタプロパティの設定可能、Quirksモードの改善などが実現されている。Quirksモードの改善によって、同モードにおけるレンダリングが、FirefoxやChrome、SafariやOperaなどのブラウザにより近いものになったという。

IE10 Test Drive - IE10 PP4 on Windows 8 Developer Preview

CORSによるファイルアップロードの例

クライアント側でオンデマンドでファイルを作成するデモ

ユーザセレクタプロパティを変更してテキスト選択の様子を動的に変更することが可能

レンダリングデモ - IE10はほかのブラウザよりも高い性能を発揮する

同様のデモをChrome安定版で実施した場合

Windowsプラットフォームで動作するブラウザとしてはIEがもっともハードウェアレンダリングの機能をうまく活用しているように映る。主要ブラウザはどれもハードウェアレンダリングの活用を重要機能として進めているが、IE10は一歩抜きん出た実装を実現している。