A10ネットワークスは12月1日、アプリケーションデリバリコントローラ(以下、ADC)「AXシリーズ」の新モデル3製品を発表した。いずれも独自開発の64ビットOS「64ビットACOS(Advanced Core Operating System)」を搭載しており、パフォーマンスや拡張性に優れるという。
AX 5200-11 |
今回発表された新製品は「AX 1030」、「AX 3030」、「AX 5200-11」の3つ。これらのうち、AX 1030はエントリレベルのADC。インテルSandy Bridgeプロセッサと新たな独自OSの組み合わせで、1秒あたりのL4接続数(CPS : Connection Per Second)は43万を実現。7.5Gbpsのスループットを確保し、消費電力も155Wに抑えている。1Gbカッパーポートを6つ、1Gbファイバポートを2つ、SSD、ホットスワップ対応スマートファン、SSLアクセラレーションASIC、ECC(誤り訂正符号)メモリを搭載している。
一方、AX 3030は10Gbポートを備えたエントリレベルのADCで、AX 3030と同じくインテルSandy Bridgeプロセッサを採用している。L4 CPSは58万、スループットは27Gbps、消費電力は188W。10Gbファイバポートを2つ、1Gbカッパーポートを6つ、1Gbビットファイバポートを2つ、SSD、ホットスワップ対応スマートファン、SSLアクセラレーションASIC、ECCメモリという構成になっている。
そして、AX 5200-11は2Uサイズの筐体で450万L4 CPSを実現する、プロバイダ向けの高性能ADC。10Gbポートを16、48GBのメモリを搭載している。最大消費電力は660Wで、1ワットあたり6818超のL4 CPSを誇るという。
価格は、AX 1030モデルが349万9000円~、AX 3030モデルが869万9000円~、AX 5200-11モデルが3999万9000円~。いずれも税別。