コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は12月1日、不正商品対策協議会(ACA)に入った連絡として、全国の47都道府県警察がファイル共有ソフトなどを通じた、映画、音楽、アニメ、ゲーム、ビジネスソフトなどの著作権法違反事件について、2011年11月28日~30日の期間に過去最大規模の集中一斉取締りを実施し、全国で76箇所を捜索、30人を逮捕したことを明らかにした。なお、逮捕者人数は12月1日13:00時点のもの。
このうち、31道府県警が取締りを行ったACA関連の事件概要(25件)について、「一斉取締り事件概要」が発表されている。25件の内、Shareの使用は21件、Cabosが2件、BitTorrentが1件のほか、オンラインストレージサイトを使用したものも1件ある。
発表によると、ファイル共有ソフトを使用した著作権法違反の一斉取締りは、2009年から実施されており、今回が3回目。ファイル共有ソフトを使用した著作権侵害事件の集中一斉取締りは、今回で47都道府県すべての警察で実施されたという。
47都道府県すべての警察で実施されたことを受け、同様の事件の「効果的な取締りが全国で一層と推進されることが期待」されるという。また、取締り件数はについては、2001年11月に京都府警が検挙したWinMXを使用した著作権侵害事件の取締り以来、累計100件を突破し、125件(ACA調べ)となった。
ファイル共有ソフト等を使用した著作権法違反事件 全国集中一斉取締り事件概要(発表資料より) |