ウォッチガード・テクノロジー・ジャパンは11月30日、中小企業向けの新たなセキュリティ・アプライアンス「WatchGuard XTM 330」の出荷を開始した。
同製品は、75~100ユーザー規模の中小企業をターゲットにしたラックマウント型のセキュリティ・アプライアンス。次世代型UTM製品「WatchGuard XTM」のFireware XTM Pro OSを搭載し、850Mbpsのファイアウォール・スループット、150MbpsのVPNスループットに加え、全セキュリテイ機能を利用しても最大70MbpsのXTMスループットを確保することが可能。
高いスループットに加え、ディープ・パケット・インスペクション、ステートフル・パケット・インスペクションとプロキシ技術を組み合わせることで、アプリケーション層までのインスペクションを実現するのも同製品の特徴。
UTM機能はアンチウイルス、迷惑メール対策、IPS、URLフイルタリングに加え、オプションでレピュテーション(評判)セキュリティとアプリケーション制御が利用できる。
VPN機能としては、同社の「ドラッグ・アンド・ドロップ」のSSL VPNテクノロジーのほか、iPhone/iPadなどiOSデバイスとネイティブな接続が可能なIPSec VPNを搭載。これにより、iOSデバイスに追加アプリを導入することなく、簡単にVPN接続することが可能になっている。