トレンドマイクロは11月30日、クラウド向けデータ保護ソリューションの新版「Trend Micro SecureCloud 2.0」(以下、TMSC)を発表した。
TMSCは、クラウド上に保存されたデータを暗号化するソリューション。データをボリューム単位で暗号化したうえで、セキュリティポリシーに適合しないサーバからのデータアクセスを防止する。具体的には、サーバにインストールされたTMSCエージェントが対象サーバの情報を収集し、セキュリティ対策の実施有無などを確認。あらかじめ指定したポリシーを満たしていれば、鍵管理サーバから鍵が発行されてデータへアクセスできるようになる仕組み。
新版では、総合サーバセキュリティソリューション「Trend Micro Deep Security」との連携を強化。不正プログラム感染やコンテンツが改ざんされたサーバが重要なデータへアクセスすることを防げるようになった。
また同社は併せて、サービスプロバイダ向けに、トレンドマイクロの鍵管理サーバを利用してTMSCのセキュリティサービスを提供できるようにすることも発表。これにより、サービスプロバイダは、鍵管理サーバの運用/構築が不要になり、初期投資や運用コストを抑えられる。