MM総研は11月29日、現在発売されているスマートフォンとタブレットの通信速度の測定結果を発表した。測定場所は北海道から九州までの計11拠点(東京5拠点、神奈川2拠点、大阪1拠点、名古屋1拠点、福岡1拠点、北海道1拠点)で、調査期間は11月18日~24日。
利用端末はNTTドコモ、au、ソフトバンクモバイル、イー・モバイルの3Gサービス最速の通信規格に対応したスマートフォン、iPhone 4S、iPhone 4Sとの比較対象としてのiPhone 4、次世代高速通信規格のドコモ LTEタブレット、auのWiMAXスマートフォンの計8端末。
昼間の3Gサービスの通信速度(全11拠点の平均速度)において、下りは1.71Mbpでイー・モバイルが、上りは0.98Mbpsでauが最速となった。夜間の3Gサービスの通信速度において、下りは1.71Mbps、上りは0.99Mbpsで共にイー・モバイルが最速となった。
iPhone 4Sの昼間における全11拠点の平均速度は、ソフトバンク(下り:1.37Mbps、上り:0.77Mbps)、au(下り:0.71Mbps、上り:0.70Mbps)となった。夜間の平均速度は、ソフトバンク(下り:1.32Mbps、上り:0.72Mbps)、au(下り:0.73Mbps、上り:0.65Mbps)となり、昼夜下り・上りを問わず、ソフトバンクの通信速度がauを上回った。特に下りは、拠点を問わずソフトバンクが速く、全国平均ではソフトバンクがauの約2倍の速さとなった。
ドコモ LTE(タブレット利用)とau WiMAXの通信速度の結果は、昼間の全11拠点平均で、LTEが下り:5.49Mbps/上り:3.30Mbps、WiMAXが下り:2.15Mbps/上り:1.94Mbpsとなった。夜間はLTEが下り:4.56Mbps/上り:2.95Mbps、WiMAXが下り:1.96Mbps/上り:1.46Mbpsとなり、昼夜および下り・上りを問わずドコモ LTEがau WiMAXを上回る結果となった。