ニールセン・ネットレイティングスは11月28日、「2011年10月 日本の主要SNSの利用状況」に関する調査結果を更新した。これは、ミクシィが11月25日、同調査について「誤解を与える解釈、報道等が生じる調査を行ったネットレイティングス社に公式説明を求めている」という発表を受けてのこと。
ニールセン・ネットレイティングスは11月18日、mixiの「イイネ!」ボタンをmixiサイト外で表示させた際にリクエストされるmixiドメインのURLを集計対象外としたことから、mixiの訪問者が前月に比べて大幅に減少したという調査結果を発表した。
これを受け、ミクシィは11月25日、「ニールセン・ネットレイティングスの『ネット視聴率調査』(2011年10月度)の結果を受け、mixiの利用実態に大きく誤解を与える解釈、報道がなさされている」と発表。
その原因については、mixiはさまざまなデバイスを併用するユーザーが多く、約5割がPC、約8.5割がモバイル・スマートフォンからのアクセス(重複あり)となっており、「ネットレイティングスが集計するPCからのアクセスのみのデータは当社サービス全体を表したものではない」と述べている。
ニールセン・ネットレイティングスも、「同社のネット視聴率がインターネットユーザーの利用行動を測定・レポートしている範囲はWindows PCのみであり、その他のOS、携帯電話、タブレットPCの含まれていない。同様に、視聴率測定しているのは家庭と職場のみで、学校やネットカフェなどからのインターネット利用状況はネット視聴率レポートに含まれていない」としている。