日本ユニシスは11月25日、同社が開始した朝日信用金庫の新しい国際勘定系システムの刷新事業において、オープンプラットフォームを採用した次世代国際勘定系システム「OpenE'ARK(オープンアーク)」をベースに開発を行うことを発表した。稼働開始は2012年下旬の予定。

OpenE'ARKは、日本ユニシスの次世代オープン勘定系システム「BankVision」と同じく、Windows Server、SQL Server、オープンミドルウェア『MIDMOST』を基盤とした、次世代オープン国際勘定系システム。一般外為取引、外国証券、デリバティブを含む外貨建て取引のすべての処理を行うことが可能。操作支援機能の充実により、「経験の量に左右されず誰でも容易かつ正確な外為事務ができる(同社)」という。

同社では、新しい商品サービスをタイムリーに提供できることや、事務フローの簡素化および操作性の高さにより効率化とミス発生リスクの軽減を見込めることから、同システムの採用を決めたという。また、国内勘定系システムや営業店システムとも親和性が高く、国内系/国際系の両方の画面間での連携など金庫のシステム戦略に合わせたシステム構築も見込めるとしている。