日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)は11月24日、東京国際空港ターミナルが無線LAN環境を構築するにあたり日本HPの公衆無線LANスポット「HP E-Series Access Point」を採用したと発表した。
無線LAN環境の構築は、JALインフォテックが手掛け、日本HPは「HP E-MSM422 Access Point」を主機に、屋外型の「HP E-MSM320-R Access Point」を一部加えた合計約120台の「HP E-Series Access Point」を、ターミナルの1階から5階の各フロアから駐車場まで配置した。ここでは、Ethernetケーブルを介して給電を行うPoE機能により、レイアウト変更に応じてアクセスポイントの自由な移動を可能にする高い対応力を持たせている。
運用面の効果としては、最大16のSSIDを提供するVSC(仮想アクセスポイント)機能を活用し、1台の無線LANアクセスポイント上で複数の公衆無線LANサービスと空港業務用途の一体運用を実現している。さらに、「HP E-Series Access Point」独自のローカルメッシュ機能によって、アクセスポイント間を接続する無線リンクの設定を自動化するとともに、同じグループIDをもつアクセスポイント同士が通信しあって最適な経路を自動的に確立している。