Analog Devices(ADI)は、同社高速A/Dデータコンバータ(ADC)としてオクタル(8ch)ADC2製品、およびクワッド(4ch)ADC2製品の合計4製品を発表した。

4製品は、14ビット・オクタルADC「AD9257」、12ビット・オクタルADC「AD9637」、14ビット・クワッドADC「AD9253」、12ビット・クワッドADC「AD9633」で、いずれも高周波計測機器や通信アプリケーションおよび医療用イメージング向けに提供される。

AD9257とAD9637は、8ch入力のオクタルADCで、8個のADCを1パッケージに集積することで、個別部品で構成するオクタル・コンバータに比べ、チャネル当たり消費電力を40%低くしている。また、AD9253およびAD9633は、4ch入力のクワッドADCで、48ピン・CSPに封入され、競合品比で10%以上の小型化を達成している。

4製品の変換速度は、40/65/80/105/125MSPSが用意されており(一部製品には存在しないサンプルレート品もある)、1.8V単一電源動作となっている。

すでに4製品ともに量産出荷を開始しており、1000個受注時の単価は40.46ドルからとなっている。

ADIが今回発表したADC4製品のパッケージイメージ