アシストは11月22日、データベース基盤ソリューション「DODAI-h」の最上位版「データベース統合基盤モデル」を構成変更して販売すると発表した。
DODAIは、企業データベース基盤構築に必要なハードウェア、Oracle Database、各種技術支援サービスをオールインワン・パッケージとして提供するソリューション。そのなかでも、ハードウェアにHP製サーバとNetApp製ストレージを使用したものをDODAI-hというブランド名で提供している。
今回刷新した「DODAI-h データベース統合基盤モデル」では、NetApp製ストレージのNetApp Flash Cacheによるデータ読み取り補完機能を利用。さらに、サーバとストレージを接続するHP製ネットワーク・スイッチの帯域を1Gbpsから10Gbpsに拡大し、データベース・システム構成で常にボトルネックとなるディスクI/Oの高速化を行っている。同社の検証では、オンライン・トランザクション処理で従来のモデルの4倍の処理能力となり、また、大規模データの検索処理においては2.5倍の応答性能向上が確認されたという。
データベース統合基盤モデルの構成製品/サービスは以下のとおり。
データベース・サーバ
- HP ProLiant DL380 G7 × 2
- Red Hat Enterprise Linux 5
- Oracle Database 11g R2 Enterprise Edition、Real Application Clusters、Diagnostics Pack
ストレージ
- NetApp FAS3240 AE(クラスタ構成) NetApp Flash Cache 搭載
- NetApp DS4243 × 2
ネットワーク・スイッチ
- HP E2510-24G × 2(RACインターコネクト用)
- HP A5280-24XG × 2(ストレージ・セグメント用)
サポート保守
- HPハードウェア (3年24時間365日保守サービス)
- NetAppストレージ (3年24時間365日保守サービス)
- OS (3年24時間365日サポート)
- Oracle Database (年間24時間365日サポート)
導入支援サービス
- ハードウェア・セットアップ(サーバ、ストレージ、ネットワーク・スイッチ)
- OSセットアップ
- Oracle RAC導入設定
販売価格は5400万円~(税別。Oracleライセンス、保守は除く)。2012年末までに10社という販売目標を掲げている。
データベース統合基盤モデルの構成 |