キヤノンマーケティングジャパンは、キヤノン製複合機「imageRUNNER ADVANCE」用アプリケーションソフトの新製品として、「えらんでマイプリント for MEAP ADVANCE」と「サーバーレス Anyplace Print for MEAP ADVANCE」の2つを、2012年1月中旬より順次発売すると発表した。
価格は、「えらんでマイプリント for MEAP ADVANCE」が40,000円(税別)、「サーバーレス Anyplace Print for MEAP ADVANCE」はオープンで、市場想定価格は108,000円。
いずれも印刷ジョブを一旦複合機の中に保存し、複合機のタッチパネル画面上で印刷設定を確認しながら、必要なジョブだけを印刷することができる。これにより、放置プリントやミスプリントなどで発生していた無駄な印刷コストを削減することができるほか、印刷物放置による情報漏洩を防ぐ。
「えらんでマイプリント for MEAP ADVANCE」
「えらんでマイプリント for MEAP ADVANCE」では、複合機のパネルに印刷指示を行ったパソコンの「ユーザー名」と「コンピューター名」を識別し、複合機のタッチパネル画面上に利用ユーザーごとの「マイプリントボタン」を自動生成。印刷ジョブを選択することにより、印刷が開始される。「ユーザー名」と「コンピューター名」は、PCのログイン情報を収集し、管理者が別途登録する必要なく、ユーザーがプリンタドライバをパソコンにインストールするだけで利用できる。
また、「カラー印刷」と「片面印刷」「一定枚数以上の印刷」については、ジョブ一覧画面でミスプリントの可能性を「赤色」の警告で知らせする機能を搭載している。
「サーバーレス Anyplace Print for MEAP ADVANCE」
一方、「サーバーレス Anyplace Print for MEAP ADVANCE」は、ネットワークに繋がっている事業所内の複合機であれば、どこからでも印刷できるシステム。従来の「どこでも印刷システム」では、専用のサーバや仮想プリントサーバが必要だったが、「サーバーレス Anyplace Print for MEAP ADVANCE」では、アプリケーションでサーバ機能を実現するごとで、新たにサーバを導入するこなく利用できる。
印刷ジョブは一旦複合機で留め置かれ、ネットワークに接続されている複合機であれば、任意の機種でICカードでログインすると自分だけのジョブ一覧画面が表示され、ジョブを選択することで印刷ができる。
また、複合機のタッチパネル画面上でカラー印刷をモノクロ印刷に変更して出力することや、印刷設定やカラー・モノクロ印刷などの利用権限をユーザーごとに割り当てることで、利用者ごとに利用制限をかけることができる。