エアーは11月22日、印刷コスト削減ソフトウェア「WISE Printシリーズ」の新バージョン「WISE Print バージョン5.0」を11月30日より販売を開始すると発表した。同製品では、用紙を節約できる割り付け(Nアップ)印刷に対応した。

割り付け(Nアップ)印刷では、強制的に割り付け印刷(2ページまたは4ページ)することが可能になったことにより、用紙の使用量とトナー/インクの使用量が減るため、さらなる印刷コストの削減を実現する。割り付けした各ページにページナンバーを付与したり、境界線を付けたりすることも可能。

割り付け(Nアップ)印刷の画面

同製品では、割り付け(Nアップ)印刷に加え、「プリンタ別の節約率」と「テキスト/グラフィック/イメージ別の節約率」といった高度な設定も可能になった、

プリンタ別の節約率の設定では、「テキスト」「グラフィック」「イメージ"」をそれぞれ異なる節約率で印刷できるようになった。文字は濃めに印刷、印刷コストの掛かる画像を薄めに印刷するなどの調整が可能。また、「テキスト」「グラフィック」「イメージ」単位で、印刷時に自動的に削除するような設定にも対応。

プリンタ別の節約率の設定

設定内容保存と節約率のワンタッチ切り替えでは、プリンタごとに最大20件まで設定内容を登録(プロファイル設定)可能。プロファイル設定をしておくことで、タスクトレイのアイコンからワンタッチで任意の節約率へ切り替えが可能となる。例えば、"社外向け30%セーブ"、"社内向け50%セーブ"などと設定しておき、必要に応じて瞬時に切り替えして印刷できる。

同製品のラインアップは、小規模サイト向けスタンダード版「WISE Print Standard」、企業ユーザー向けエンタープライズ版「WISE Print Enterprise 」、プリントサーバPCに導入するスタンダードプリントサーバ版「WISE Print Standard for Print Server」の3種類。価格は以下の通り。

WISE Print バージョン5.0の価格