世の中にはいろいろな仕事があるが、怖い仕事と聞かれた時、何を連想するだろう? 米国のサラリーマンは不発弾などの爆弾処理が最も怖い仕事と思っているようだ。就職情報サイトのCareerBuilderが、「怖い仕事」と「職場で怖いこと」に関する調査結果を発表した。

同調査は、米国の18歳以上のフルタイム勤務の正社員4,384人を対象に、「怖い仕事」と「職場で怖いこと」について聞いたもの。

怖い仕事から見てみよう。以下が、トップ15だ。

米国人が"怖い"と考えている仕事 トップ15

順位 職業
第1位 爆弾処理係
第2位 高層ビルの窓掃除
第3位 軍隊
第4位 鉱山作業員
第5位 警官
第6位 アラスカの蟹漁師
第7位 葬儀屋
第8位 消防員
第9位 消防員
第10位 墓地職員
第11位 害虫駆除係
第12位 スタンドアップコメディアン
第13位 動物管理局
第14位 スタントパーソン(代役)
第15位 政治家

トップ5を占めたのは、いずれも危険を伴う職業だ。第7位の葬儀屋や第10位の墓地職員のように、気分的に辛い仕事のランクインも納得するだろう。スタンドアップコメディアンや政治家は、日本ではあまり考え付かない仕事のような気がするが(もちろん「アラスカ蟹漁師」も!)、人前で話すのがイヤという心理だろうか? 日本ではどちらかというと人気職業の教師が怖い仕事として挙がっているのも気になるところだ。

また、上に挙げた仕事に就いていなかったとしても、職場で怖いものはあるようだ。「職場で怖いものは何?」という質問に対する回答を見てみよう。こちらには文化の差をあまり感じない。

最も多かったのは「解雇」で、3人に1人(36%)が挙げている。次が「給与カット」で、13%が回答した。経済動向が不安定ななか、これら2つに異論はないだろう。

3番目は「仕事の量」と「人前でプレゼンすること」で、共に9%が回答した。米国人は一般的にプレゼンに慣れているように見えるが、内心は苦手に感じてる人もいるようでちょっと安心する。だからこそ、プレゼンテーションの書籍が売れるのかもしれない。

5番目に多かったのが「望まない異動」(4%)。これも同意する人が多いだろう。そして、3%が「上司」と回答。職場でイヤなことは日米の差はないようだ。