NECは11月21日、同社の大学向けハイブリッドクラウドによるICT環境が徳島大学に採用されたことを発表した。同大学のハイブリッドクラウドは、プラベートクラウド、パブリッククラウド、オンプレミスのシステムを組み合わせたもの。

演習用システムにはネットブート型のシンクライアントシステムを採用し、作動基本ソフトを学内で管理・運用するオンプレミスのシステムとなる。約850台の実習用端末を演習室などに設置し、OSや教育向けアプリケーションソフトはサーバで集中管理される。シンクライアントシステムには、教室外からも利用できる仮想デスクトップ環境も用意される。

学務システムや図書館システム、教職員用メールシステムなどの業務システムとeラーニングシステムはデータセンターに移行し、プライベートクラウドサービス型で提供する。

学生用のメールサービスには、パブリッククラウドの「Microsoft Office 365 for Education」を採用するほか、セールスフォース・ドットコムの「Chatter」をベースとしたポータルサービスを導入することで各サービスをシームレスに利用することが可能。

セールスフォース・ドットコムの「Chatter」をベースとしたポータルサービスを導入することで、各サービスをシームレスに利用することが可能になっている。

徳島大学のハイブリッドクラウドICT環境のイメージ