米シスコシステムズはこのほど、自社調査「2011 Cisco Connected World Technology Report」において、若手社員や大学生が職業を選択する際の重要なポイントとして、給与よりも、ソーシャルメディアやデバイスの利用の自由度を重視していることが明らかになったと発表した。
同調査は、14ヵ国、2,800人を超える大学生と若手社員を対象に実施したもの。
それによると、30歳未満の大学生・若手社会人の33%が、仕事を選択する際に給与よりも「ソーシャルメディアへのアクセスに制約が少ないこと」、「デバイスを自由に選択できること」、「柔軟な勤務形態」を重視すると回答したという。回答者の5人に2人以上(大学生の40% 若手社会人の45%)が、「ソーシャルメディアへのアクセス」、「デバイスの選択」、「モビリティにおける自由度」は低いが高給の仕事よりも、給与が低くてもそれらの自由度が高い仕事を選ぶと答えている。
また、ソーシャルメディアへのアクセスを禁止する企業について、大学生の56%が「就職しない」もしくは「就職しても職務規程の隙を突く方法を見つける」と回答している。
デバイスについては、大学生の81%が「企業の費用で仕事用デバイスを購入する」または「企業から支給される標準デバイスに加えて個人のものを持ち込む」のいずれかの方法で、仕事用デバイスを自分で選びたいと考えている。加えて社会人の68%は、企業から支給されるデバイスからソーシャルメディアや個人的なサイトにアクセスすることが許可されるべきだと考えているという。