Swiffy converts Flash SWF files to HTML5

Googleは11月16日(米国時間)、「Adobe Flash Professional CS4+」向けにFlashアニメーションをHTML5へ変換するためのエクステション「Swiffyエクステンション」を公開したことを発表した。「Swiffyエクステンション」は、Flash ProfessionalからワンクリックでFlashアニメーションをHTML5へ変換するエクステンション。変換処理にはWebサービスとして提供されているSwiffyを利用するため、常に最新の変換機能を利用できるという特徴がある。

SwiffyはFlashファイルであるSWFファイルをSVG、JSON、CSS3、JavaScript、HTML5などのデータへ変換し、Flashをサポートしてないブラウザでもコンテンツが見れるようにするWebサービス。レンダリングはSVGをベースとしているため、ChromeやSafariなどSVGサポートが進んだブラウザが必要。Swiffyは開発段階にあり、すべてのFlash SWFファイルをHTML5コンテンツへ変換できるわけではないが、スマートフォンやタブレットデバイスなどより多くのデバイスへFlashで開発したコンテンツを提供するための足がかりとなる方法として興味深い。

GoogleはSwiffyを提供する理由として、Flashを開発環境として使い続けるためという理由を掲げている。Swiffyが正しく変換処理を実施すれば、開発環境はFlashのままでも問題がないという認識だ。Flashコンテンツが利用できるプラットフォームではFlashを使い、Flashプレーヤが提供されずブラウザしか動作しないプラットフォームではSwiffyで変換したコンテンツを利用すればよいとしている。