日本電気(NEC)は11月16日、大規模コンタクトセンター向け基盤ソフトウェア群「UNIVERGE ContactCenterシリーズ」を発売したと発表した。最大15000席規模のコンタクトセンターに対応する。

同シリーズの製品としては、コンタクトセンターに求められる様々な機能を統合管理する「UNIVERGE ContactCenter Manager」、オプションとして各種ルーティング機能やAPIを提供する「UNIVERGE ContactCenter Integrator」、呼情報を統計管理しレポート出力/リアルタイム表示する「UNIVERGE ContactCenter Reporter」、通話録音/録音検索機能などを有する「UNIVERGE ContactCenter Auditor」が挙げられている。

そのほか、中大容量コミュニケーションサーバ「UNIVERGE SV8500」や自動音声応答機能(IVRサーバ)と連携させ、システム導入や保守運用のコストを低減することも可能。さらに万一のシステムトラブルや災害などの非常事態に備えたシステムの二重化や遠隔地へのリカバリサイト構築にも対応しているという。

各製品の希望小売価格および出荷時期は以下のとおり。

  • UNIVERGE ContactCenter Manager : 30万円~、12月下旬出荷開始
  • UNIVERGE ContactCenter Integrator : 100万円~、12月下旬出荷開始
  • UNIVERGE ContactCenter Reporter : 100万円~、12月下旬出荷開始
  • UNIVERGE ContactCenter Auditor : 100万円~、12月下旬出荷開始

NECでは、今後3年間で100システムの販売を目指している。