日本ヒューレット・パッカードは11月16日、Microsoft Hyper-V(以下、Hyper-V)に最適化された仮想基盤アプライアンス「HP VirtualSystem for Microsoft」を発表した。1ラックにサーバ、ストレージ、ネットワークスイッチなどを一通り搭載したもので、今年9月に発表した「HP VirtualSystem for VMware」のHyper-V版となる。

新製品は、マイクロソフトの推進する「Hyper-V Cloud Fast Track」に準拠した検証済みシステム構成として提供される。サーバーからストレージ、ネットワーク、運用管理ツールまでをHyper-V環境に最適化。Hyper-Vをベースとする仮想化基盤をより短期間かつ効率的に導入可能という。またアプライアンスと併せて、日本HPによるワンストップの導入/構築サービスも提供される。

日本HPでは、最大仮想マシンの目安が400VMの「HP VirtualSystem VS1 Solution for Microsoft」と、1200VMの「HP VirtualSystem VS2 Solution for Microsoft」の2種類が用意されている。それぞれの構成製品は以下のとおり。

HP VirtualSystem VS1 : HP ProLiant DL380 G7とHP P4500 SANを組み合わせ

  • HP ProLiant DL380 G7サーバー x2ノード~
  • HP P4500 SANストレージ x 2ノード~
  • HP Networking A5800-24G x2、A5820-24XG-SFP+ x2

HP VirtualSystem VS2 : HP BladeSystemとHP P4800 SANを組み合わせ

  • HP ProLiant BL460c G7サーバー x6ノード~
  • HP P4800 SANストレージ x 2ノード
  • HP Networking A5800-24G x2、A5820-24XG-SFP+ x2

HP VirtualSystem for Microsoftの概要

価格は、VS1が2730万円(税込)~、VS2が6510万円(税込)~。いずれも11月16日より販売が開始されている。