STMicroelectronicsは、同社TV用SoCデバイス「Freeman Premierファミリ」が、ソフトウェア・セキュリティおよびメディア・テクノロジーベンダであるIrdetoのセキュリティ・アプリケーション向け認証を取得したことを発表した。
同認証は、Freemanを搭載したTVであれば、外付けデバイスやコンディショナル・アクセス・モジュールを使用せずに、「Irdeto Conditional Access System(CAS)」が保護するプレミアム・コンテンツにアクセスするために必要なセキュリティ・レベルを達成していることを証明するもの。
Irdeto CASのサポートは、メインストリームであるデジタル著作権管理(DRM)およびCI+機能をハードウェアに実装するFreemanファミリのセキュリティ機能の一部。Freeman Premierは、「MCTi(Motion-Corrected Temporal Interpolation)Faroudja技術」を採用しており、120Hz駆動による3D表現なども可能だ。
今回認証を取得したFreemanファミリは「FLI7510/7512 /7515/7525」となっており、いずれもすでに量産出荷済み。Irdeto CASを使用しているのコンテンツ・プロバイダは、これを用いて、コンテンツの提供をワールドワイドに展開することが可能になるという。