さいたま市とNEC・NTTデータ・兼松・日立製作所の4社は11月15日、電気自動車(EV)用急速充電器の利用者認証に用いるICカードのID体系の共通化に向けて、CHAdeMO(チャデモ)協議会のワーキング活動と連携し、検討を開始することに合意したと発表した。
チャデモ協議会は、自動車会社、充電器メーカーおよび企業・行政・団体が連携・協力してCHAdeMO方式の急速充電の普及、国際標準化を推進する組織。
今後の共通化に向けた具体的な取り組みとしては、さいたま市および4社は、チャデモ協議会のワーキング活動と連携し、協議を進め、必要に応じて、さいたま市が整備したICカード認証機能付きの充電設備を活用した実証等を検討。さらに、さいたま市は、チャデモ協議会の活動と連携し、共通化に向けて4社を支援するとともに、共通化に協力する他のシステムベンダ等とも連携して進めていく。
そして、さいたま市、チャデモ協議会および4社は、1枚のICカードで複数の充電ネットワークエリアでの急速充電を可能にすることにより、EVユーザーの快適な運転を支えるEV用充電インフラの実現をめざし、EVの普及に貢献していくという。