LSIは11月15日(米国時間)、富士通と共同で富士通の新スーパーコンピュータ「PRIMEHPC FX10」に搭載した次世代SPARCプロセッサ「SPARC64 IXfx」を共同で開発したことを発表した。
具体的には、富士通側が基本設計や要件定義を行い、LSI側が各種のIPポートフォリオ、デザインフローなどのメソドロジ開発を行ったという。
製造は既報のとおりTaiwan Semiconductor Manufacturing(TSMC)が担当し、同社のFabにて40nmプロセスを用いて製造される。
SPARC64 IXfxは1プロセッサ/16コアと64KBのI/Oキャッシュおよび12MBの共有L2キャッシュを内蔵し、1コアあたり1848GHz(マルチラックモデル)で動作し、理論演算性能は236.5GFlopsとしている。
なお、LSIでは今回の協業について、「LSIのストレージおよびネットワーク分野のカスタマに向けて提供してきた半導体設計能力が評価された結果」と説明している。