三菱電機は11月14日、次世代FTTHサービス「10G-EPON」用の光送受信用デバイスとして、送信用DFB-LD(Distributed Feed-Back Laser Diode)「ML7xx42シリーズ」と受信用APD(Avalanche Photo Diode)「PD8xx24シリーズ」を開発、11月30日より発売することを発表した。
DFB-LDは、発光素子に新開発となる高温特性に優れたAlGaInAsを採用し、1270nm帯に対応。変調帯域を向上することで10Gbpsの高速動作を実現でき、かつ広い温度範囲で10mWの出力と低消費電力を実現し、装置の小型・低コスト化が可能という特長を有している。
一方のAPDは、増倍層の受光素子に新開発となる低雑音性に優れたAlInAsを採用したほか、10Gbps受信時の雑音の発生を抑制した高周波回路基板も新たに開発して採用することで、最小受信感度-31.5dBmを実現している。
2製品ともにφ4.6mm TO-CANパッケージを採用し、サンプル価格は各4000円となっている。