Qualcomm、ロンドンでEV向け無線充電トライアルを2012年初頭より実施

Qualcommは、ロンドン市長オフィスおよびTransport for London(TfL)と協力し、電気自動車(EV)向け無線充電のトライアルをロンドンで実施する事を発表した。

同トライアルは、同社が開発したEVと充電機器間に空間があっても高い伝導効率を実現可能な電磁誘導方式にて、2012年初頭より50台のEVを用いて無線充電のテストを行おうというもの。

場所はロンドン東部のTech cityでの実施を予定しており、EVの運転者は通常駐車するのと同じ要領で駐車するだけで、充電システムが自動的に調整し充電するために、手間をかけずに充電することが可能だ。

また、同トライアルには英国最大のミニキャブ企業Addison Leeや欧州のEVインフラ事業者であるChargemasterも参加する事を表明しており、英国のDavid Cameron首相は、「今回のトライアルはEV産業にとり大きな飛躍になると考えており、ロンドンで実施される事でその利益を最初に享受できることを嬉しく思っている」とコメントしている。