日本アイ・ビー・エムは11月10日、クラウド・アプリケーションの応答時間を短縮するサービス「IBM WebSphere Applocation Accelerator for Hybrid Networks」を発表し、11月30日から提供開始すると発表した。

同サービスは、アプリケーション配信アプライアンス「WebSphere DataPower Edge Appliance XE82」と、オンライン上のコンテンツ配信を高速化するサービスを提供するアカマイ・テクノロジーのWebアプリケーション高速化ソリューションを組み合わせることで、クラウド・アプリケーションを高速化しセキュリティを確保するもの。

具体的には、DataPower Edge Appliance を顧客のデータセンターに設置し、1度取得したコンテンツをキャッシュとして保持、サーバへのアクセス回数を低減することにより、パフォーマンスを向上させる。さらに、世界中に設置された9万4,000台以上のサーバと1,900以上のネットワークから最もアクセス時間が短くなる最適なパスを選択したり、容量の大きいデータを圧縮・分割したりすることでネットワーク負荷を減らすアカマイのインテリジェント・プラットフォームを活用し、クラウド・アプリケーションを高速化する。

同サービスは認証機能により自社データセンター内へのアクセスを管理することでセキュリティを確保する。

「WebSphere DataPower Edge Appliance XE82」構成イメージ

同サービスの料金は年額3,946万8,000円(インターネットに接続する物理ロケーション単位)、「WebSphere DataPower Edge Appliance XE82」は715万円からとなっている。