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Firefox 11ナイトリー版にフルスクリーンAPIの実装が追加され、デフォルトで利用できるようになったことが「Thundering Herd: Firefox's HTML full-screen API enabled in Nightly builds」において紹介されている。このフルスクリーン機能は問題がなければFirefox 10で登場することになると説明がある。フルスクリーンHTML APIに関してはW3Cにおいて議論が再開されており、今回の機能追加はこうした標準化の取り組みに対応したものとみられる。
ナイトリー版に追加されたAPIはW3Cで議論されているAPIとよく似ているが、ベンダプレフィックス付きの機能として提供されている。基本的にmozRequestFullScreen()をコールすれば、対象となる任意の要素をフルスクリーン化可能。特にゲームや動画などで便利に活用できる機能といえる。
<!doctype html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="utf-8">
<title>Firefox 11ナイトリーフルスクリーンAPIデモ</title>
</head>
<body>
<img id="lovebeer" src="beer.jpg" width="380"></img><br />
<button onclick="document.getElementById('lovebeer').mozRequestFullScreen();">フルスクリーン</button>
</body>
</html>
たとえば上記画像を「beer.jpg」としてHTMLファイルと同じフォルダまたはディレクトに置いておく。上記HTMLはボタンを押すと画像をフルスクリーン表示するサンプルHTMLになっている。
フルスクリーン表示から抜けるにはESCキーを押すなどすれば良い。ChromeやSafariなどのフルスクリーンの実装と異なり、フルスクリーン要求を出した段階で画面全体を使用する設定になっている点が最大の特徴となる。