Texas Instruments(TI)は、汎用、低消費電力、レール・ツー・レール出力のオペアンプ製品のポートフォリオを拡張し、1チャネルおよび2チャネル内蔵のA/Dコンバータ(ADC)ドライバ・アンプ4製品を発表した。
4製品はいずれも、1mA/チャネルの消費電流と205MHzの帯域を同時に適用しており、同社およびNational Semiconductor(NS)のSARおよびΔΣADCを駆動させることが可能。
また、205MHzの帯域幅に加え、560V/μsのスルーレート、130dBcのTHD、4.6nV/√Hzのノイズ特性により、高い直線性とSNR(信号-雑音比)、およびSFDR(スプリアス・フリー・ダイナミック・レンジ)を実現している。
さらに、入力オフセット電圧は65μV(代表値)、オフセット・ドリフトは1.1μV/℃(代表値)を実現しており、高精度測定が可能となっている。
なお、1チャネル内蔵品「OPA836/OPA835」ならびに2チャネル内蔵品「OPA2836/OPA2835」はともにすでに量産出荷を開始しており、OPA836/OPA835は2mm角10ピンWQFNパッケージおよび、3mm角の6ピンSOT23パッケージにて、OPA2836/OPA2835は4mm×5mmの8ピンSOICパッケージ、3mm角の10ピンMSOPパッケージ、および2mm角の10ピンWQFNパッケージでそれぞれ提供されている。1,000個受注時の単価(参考価格)はOPA836が0.90ドル、OPA835が0.85ドル、OPA2836が1.50ドル、OPA2835が1.35ドルとなっている。