NECは、同社が販売している7型ワイド液晶搭載のAndroid端末「LifeTouch」に、法人向けモデルとして、デュアルコアCPUや静電式グレアパネルを採用した新モデル「LifeTouch B」を発表した。価格はオープン。法人モデルのため一般販売はないが、市場価格は3万円台後半を想定している。

「LifeTouch B」

「LifeTouch B」は、8月23日に発表した法人向けセキュリティ端末の追加モデルで、既存モデルも併売される。

8月発表のセキュリティモデルでは、ノングレアの抵抗膜方式の液晶が採用されていたが、今回のモデルは、4点タッチまで対応の静電式グレアパネル(800×480ドット)となり、より表現力がアップした。また、サイドにあった十字キーが取り除かれ、デザインもスッキリしている。

CPUは、ARM Cortex A8からデュアルコアCPUのOMAP4430(1GHz)に変更されているほか、内蔵のカメラも3Mピクセルから5Mピクセル(オートフォーカス対応)に強化されている。そのほか、バッテリもユーザー自身が交換可能で、オプションのバッテリも用意されるという。バッテリ駆動時間は、現在8時間を目標に検証中だという。防水機能も備え、IPX4を目標に検証中だ。OSはAndroid 2.3だ。

そのほかの仕様は、通信機能がIEEE802.11b/g/n対応無線LANとBluetooth V3.0+EDR、インタフェースがUSB 2.0(Micro B)、USB 2.0 Host互換ポート、SDHCカードスロット、外形寸法/重量は約W202.5×H121.8×D11.9/約400g。重量は30gほど増えているが、厚みは2.1mm薄くなっている。なお、バッテリ容量は2600mAhから3000mAhに増量されている。

同社では、営業用モバイル端末、現場でのデータ入力、HEMS、家庭内の電化製品をコントロールすための端末などの利用を想定している。