ヴイエムウェアは8日、仮想化・クラウド環境の管理を簡素化・自動化する新たな管理製品群の国内出荷を開始することを発表した。多くの管理製品を3つのスイートに整理・統合することで、一元的な管理を可能にし、ライセンス体系も簡素化。米VMwareが10月に概要を発表しているが、国内向けに日本語環境への対応を強化している。

インフラの統合管理を行う「VMware vCenter Operations Management スイート」は、キャパシティ管理、構成管理、課金管理、またアプリケーションの依存関係を可視化するツールが統合され、クラウドインフラ全体の状態を把握することができる。

「vFabric Application Management スイート」は、クラウドへのアプリケーションのリリース/展開の標準化・自動化するツール、またアプリケーションのパフォーマンスをプロアクティブに管理するツールにより動的なアプリケーション管理を実現する。

「VMware IT Business Managementスイート」は、幅広い財務データへのアクセスを実現するほか、ITの資本、運用費用、および保守費用の状況を明確にすることが可能となる。

各製品の発売予定日は下記の通り。

vCenter Operations Managementスイート 2012年第1四半期に出荷予定
仮想マシン当たり6250円(予定)/vCenter Operationsユーザーは無償アップグレード
vFabric Application Management スイート vFabric Application Performance Manager 2011年11月
vFabric AppDirector 2012年内
IT Business Management スイート 決まり次第発表