コクヨS&Tは、rakko entertainmentとの協業により、Evernote専用iPhoneアプリケーション付きノート「(仮称)CamiApp Evernote Edition(キャミアップ エバーノート エディション)」の商品開発を行うと発表した。2012年春の発売を目指すという。

開発を行う「(仮称)CamiApp Evernote Edition」は、rakkoが開発を行うiPhone専用アプリケーション「(仮称)FastEver Snap for CamiApp」を利用し、iPhone内蔵カメラで手書きノートの内容を撮影することで、そのままデータ化し、特別な操作をすることなく、クラウド側のEvernoteと同期できるようになるというもの。

「(仮称)CamiApp Evernote Edition」の概要

開発にあたっては、コクヨS&Tとrakkoの2社が共同で企画を行い、具体的なノート商品の開発についてはコクヨS&Tが担当し、iPhone専用アプリケーションについてはrakkoが担当する。

具体的な商品仕様や専用アプリケーションの詳細は、商品化検証やアプリケーションの動作検証等を一部先行して着手し、順次、商品化に向けた開発作業を進め、海外を視野に入れた販売展開の検討も行うという。

なお、コクヨS&Tでは今年の8月、スマートフォンの内蔵カメラで手書きノートの内容を撮影し、そのままデータ化できるスマートフォン対応ノート「CamiApp(キャミアップ)」シリーズを発表し、9月から発売している。

「CamiApp」シリーズは、ノート中紙の各ページ端部に、同社独自のアクションマーカー(3連空白部)を設け、アクションマーカーの塗りつぶしたパターン(計7種)ごとに情報管理項目として定義することができるスマートフォン対応ノート。

専用アプリを起動して、ノートに印刷されたアクションマーカーとともに、ノートページ全体を撮影し、自動で傾きや台形補正を行いデータ化する。読み取ったノート内容のデータは、簡易な編集機能(ペン・図形・消しゴムの各機能)で加工でき、そのままメール送信や既存のクラウドサービス(Evernote、Dropbox)にデータをアップロードすることも可能。

「CamiApp(キャミアップ)」シリーズ