日本IBMは11月7日、塩野義製薬の営業支援システムの構築を刷新し、2011年7月より段階的に稼働を開始していると発表した。
同システムを活用することにより、MRは訪問予実の登録・確認、販売予実の確認の支援が、また、管理者はMRの活動内容の確認・指導、旅費・日当精算の承認などを行うことが可能になる。1,500名の営業スタッフはAndroid端末を活用し、効率的かつ高品質な営業活動の支援や経営戦略に基づいた営業活動の実行を実現する。
塩野義製薬では、新営業支援システムと既存システムを連携させ、データの一元管理を目指した統合データベースを構築し、2012年5月初旬に稼働開始する予定。
統合データベースでは、新営業支援システムの訪問計画や訪問実績のデータに加え、既存システムの生産計画、販売実績、在庫情報、会計といった企業内のデータを集中管理できるようにする。これにより、これまで分散されていた各種データの重複や不整合を削減し、データの価値ある活用を推進する。