職場で机を並べる同僚や上司とのおしゃべりは気分転換になるし、仕事がスムーズに進む潤滑油にもなる。最新の映画の話ならよいが、あれこれと話し込んでいるうちに、「相手にひかれてしまった」「関係がまずくなった」といったことはないだろうか?
オフィスに関するコラムを執筆するAnita Bruzzese氏が、「同僚が知りたくない5つのこと(原題:5 Things Your Colleagues Really Don't Want to Know)」という記事で、職場のおしゃべりで取り上げるべきではない話題を5つ挙げているので、以下に紹介しよう。
(1)自分の趣味
自分が夢中になっていることなので、つい熱心に話してしまうのも無理はない。だが、ワインに興味がない人に延々とボルドーとカリフォルニアワインの違いについて話しても、相手は退屈になるだけだ。また、ゴルフをしない人に、前日のスコアやコースの話をしても仕方がない。同じ趣味を持っている人ならともかく、違う場合は、週に1度くらい少し話をするぐらいに抑えたほうがよい。少なくとも、昼食時にずっと自分の趣味を話すことは避けたいものだ。
(2)トリビア
(1)と同じ理由で、雑学知識やマニアックな話も要注意だ。The Grateful Dead(60年代の米国のロックバンド)の曲、コンサートの日付、メンバーの経歴……、このように普通の人が知らないことを詳しく知っていたとしても、それはマニアや通の間で自慢したいものだ。
(3)自分の子供
子供の話は子供がいる人にとっては尽きないし、楽しい。だが、「立った」「歩いた」「オムツがはずれそうだ」「クラブでリーダーになった」などの自慢話は、子供がいない人にしてみると退屈だし、共感が得られない。子供がいる人でも辟易することがある。話だけではなく、わが子の写真を見せるのもほどほどにしたい。
(4)ハイテク
「最近発表されたiPhoneは『iPhone 5』ではなく『iPhone 4S』だった」、「iPhone 4SはLTEをサポートしなかった」、「GoogleがAndroid 4を発表した」――こんな話題はハイテク好きやガジェッド好きにはたまらないし、重要な問題だ。だが、難しい技術用語を使って爆弾のように話し続けるのはよくない。相手にもよるが、「Ice Cream Sandwitch(Android 4の愛称)」と聞いて、Android 4を連想する人が、あなたの職場にどれぐらいいるだろうか?
(5)不平・不満
働いていれば、愚痴や不満は必ず出てくる。誰だって愚痴を言いたいし、聞いてほしいはずだ。だが、愚痴を長々と続けるのは禁物。愚痴を聞いてもらったら、すぐに楽しい話に切り替えたいものだ。
職場やメンバーによってタブーは異なるだろうが、上に挙げた5つはかなり標準的と言えそうだ。これらのほか、宗教や政治もタブーとよく言われているが。