アドビ システムズは2日、ビデオ広告管理と収益化技術のリーダーである非公開企業「Auditude」を買収したと発表した。これにより、総合的な映像ソリューションの提供が可能になり、すべてのIP対応機器に高品質なビデオコンテンツが配信できるとしている。

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Auditudeのプラットフォームが持つ機能は、コンテンツ管理やビデオ運用プラットフォームに統合可能であり、優れたターゲティング機能、柔軟な広告プレースメントと広告商品の提供、直感的な営業著作権管理、差分的な広告需要へのアクセスとコントロール、複数の機器にまたがったワークフローなどがある。

また、Auditudeの広告サーバープラットフォームは、「Adobe Flash Media Server 4.5」や「Adobe Pass」をはじめとするアドビのビデオ技術に適合する。Adobe Flash Media Server、Adobe Pass、Auditudeが組み合わさることで、コンテンツを様々なプラットーフォームにオンデマンドで安全に配信し、効率的な課金も行える包括的なソリューションが実現するとのこと。

アドビでは、カスタマーインサイトの収集と活用ができる、解析・ 最適化機能を統合した製品群「Adobe Digital Marketing Suite」に、Auditudeを組み込む計画もあるという。