ヤフーは総合電子書籍サービス「Yahoo!ブックストア」を11月1日に公開したと発表した。
同社では、2003年から「Yahoo!コミック」を運営していたが、今回の発表により「Yahoo!ブックストア」として生まれ変わることになる、Yahoo!ブックストアでは、コミックのほか、国内の出版社などから提供される小説や実用書、写真集、雑誌、絵本など幅広いジャンルのコンテンツが提供されるという。
ストアオープンの時点では、コミックなど30000冊以上のコンテンツを、PC版(Windows)対応として公開する。今後、スマートフォンやタブレットのAndroid端末向けにも配信をする予定で、Mac、iPhone、iPadにも順次対応していくとのこと。
同ストアでは、コンテンツのフォーマットに世界標準となるEPUBフォーマットを導入。またコンテンツ配信は、ストリーミングでの配信も行うが、ダウンロードをメインに提供するとしている。なお、閲覧には専用アプリ「Yahoo!ブックストアビューアー」が必要となる。
コンテンツをダウンロードすることで、購入した商品は基本的に無期限で閲覧できる。また、PCで購入したコンテンツをスマートフォンで読むといったマルチデバイス閲覧も、PC版以外の対応が提供されるのを待つことになるが、将来的には可能となる。
なお、同社では公開を記念して、「ONE PIECE」「トリコ」「青の祓魔師」などの人気コミック20冊が一律100円で読めるといったキャンペーンを実施している。