Java Programming Language

スケジュール通り7月28日(米国時間)に公開されたJavaの最新版「Java SE 7」だが、同日付で「Apache Lucene Core」および「Apache Solr」のユーザは「Java SE 7」を使わないようにという注意が発表されていた。JITコンパイラにバグがあり、誤って演算が実施されることがあるという。この問題はリリースの数日前に発覚したもので、正式リリースまでに修正が間に合わなかった。状況によってはJava仮想マシンがクラッシュするほか、データベースのインデックスデータが破損する恐れがあるという。

Oracleはアップデート版となるJava 7u1とJava 6u29をリリースしたが、このApache問題が解決しているのか明確な説明がなかった。しかし、10月26日(米国時間)に追加でアップデートされたリリースノートの中でLuceneおよびSolrに関する3つのバグも修正したことが発表され、公式にこれらアプリケーションが利用可能になったことになる。

ただし、開発者自身がメーリングリストに投稿したメールやブログに追記されたメッセージには、こうした最新版へアップグレードすることでLuceneやSolrの利用が可能になったと説明しつつも、依然として「-XX:+AggressiveOpts」などのオプションは使用しない方が良いと説明している。