日本IBMは10月31日、ジャパネットたかたの基幹システム・情報系システムの統合ストレージ基盤を刷新し、2011年8月より稼働を開始していると発表した。
ストレージシステム基盤には、異機種混合ストレージ環境を一元管理することで今後のデータ増加にも簡単に対応でき、使用頻度に応じてデータを自動再配置することでデータへのアクセス速度を向上させる自動階層化機能を備えた「IBM Storwize V7000」が採用された。
ジャパネットたかたは、同製品の差分のみを複製することでバックアップ時間を短くする「FlashCopy」機能を利用することで、従来は約180分かかっていた夜間の基幹データのバックアップ取得時間を30分程度に短縮することができた。
情報系システムにおいては、Storwize V7000に搭載した高速アクセス可能なSSDのみを用いることで、販売実績の集計処理で、約10倍のデータアクセス速度を達成し、プロモーション分析業務や商品分析業務の効率を向上した。