GMOインターネットのグループ会社でインターネット広告代理事業を展開するGMO NIKKOは10月26日、同社の提供するディスプレイ広告の統合型マネジメントプラットフォーム「GMO DSP」が、Googleのアドエクスチェンジ「DoubleClick Ad Exchange」とRTB(Real Time Bidding)接続による広告配信を開始したと発表した。

GMO DSPは、アドネットワークやアドエクスチェンジと連携するディスプレイ広告の統合型マネジメントプラットフォーム。アトリビューションの効果測定と分析によって、ディスプレイ広告とリスティング広告双方の、広告効果の関係性を可視化する機能なども持っている。

今回の広告配信接続によって、広告主はGMO DSPを通じてDoubleClick Ad Exchangeが保有する月間約150億インプレッション以上の広告枠在庫に対して、広告を掲載することが可能となる。同社では、広告在庫の増加やユーザーへのリーチ拡大によって、広告主にとっては広告効果の向上と最大化が期待できるとしている。

DoubleClick Ad Exchangeとの広告配信接続イメージ

また、今回、Fringe81が提供する第三者配信アドサーバーを使用した広告配信も可能になっている。

第三者アドサーバーを使用することで、これまで掲載媒体ごとに異なっていた広告入稿や配信管理、効果測定をまとめて行うことが可能となり、これによってフリークエンシー(1人あたりの広告接触回数)ごとにバナーを最適化するなど、より高度な広告配信ができるという。

第三者アドサーバーによる広告配信イメージ