エンターブレインは10月26日、国内のソーシャルゲームユーザーを対象に実施したサービス利用実態調査の結果を発表した。同調査では、ユーザーの課金状況やソーシャルゲームのスマートフォンにおける可能性をまとめている。
2010年のソーシャルゲーム市場が昨年比4.4 倍の1,120億円と大きく伸び、オンライン市場規模全体の3割を占めるまでに成長したという。これに対し、ソーシャルゲームを除いたその他のオンラインゲーム市場は、2009年の2,077億円から2010 年の2,082億円とほぼ横ばい成長だった。
国内オンラインゲームコンテンツ市場規模推移 資料:ソーシャルゲームユーザー白書2011 |
ソーシャルゲームユーザーの課金の有無を聞いたところ、37.0%が「課金をしたことが ある」と回答す、その約半数に当たる19.9%が「現在も課金している」という回答が得られた。
ソーシャルゲームユーザーのスマートフォン保有率は現状3割程度だが、フィーチャーフォン利用者の54.4% が「今後スマートフォンを持ちたい」と答えており、そのうち83.3%のユーザーが「スマートフォンに移行しても継続してソーシャルゲームを利用したい」という意向を示している。
別の調査では、スマートフォンでソーシャルゲームを遊んでいるユーザーの3人に1人がスマートフォンにしてからソーシャルゲームを始めたと答えており、同社は「スマートフォンの普及が進むにつれ、ソーシャルゲームはさらに新規ユーザーを獲得していく」と分析している。
調査結果の詳細は『ソーシャルゲームユーザー白書2011』(通常版・税込価格6万3,000円)として同社マーケティング情報サイトで販売される。