A10ネットワークスは25日、汎用サーバで利用可能なソフトウェアADC(アプリケーションデリバリーコントローラ)「SoftAX」の提供を開始した。これは、同社が提供するADCアプライアンス「AXシリーズ」を、仮想マシンとして汎用サーバ上で動作可能にした、仮想アプライアンス製品となる。
同製品により、ユーザーは汎用サーバ環境で手軽にAXシリーズのADC機能を利用することが可能となる。今回提供されるのは、8Gbps、4Gbps、1Gbpsの3種類から選べるハイパフォーマンスモデルと、200Mbpsの低価格なエントリーモデル。VMWare ESX/ESXi4.0以降で動作する仮想マシンとして提供され、アプライアンス版AXシリーズに比べて低コストで導入できることが特徴だ。また、IPv4、IPv6混在環境でのサーバロードバランス機能(IPv6⇔IPv4 SLB)にも対応しており、既存のIPv4サーバを迅速かつ簡単にIPv6に対応させることも可能になるとしている。
導入後に、同製品を他の汎用サーバへ移行させることができ、さらにパフォーマンスが必要になった場合は、設定を維持した状態でハードウェアに移行することも可能となっている。