ザインエレクトロニクは、タブレットPCやノートブックPC、デジタル一眼レフカメラなどのモバイル機器向けフラットパネル・インタフェースの消費電力を従来比で1/3に抑える技術を開発した。

モバイル機器は、インタフェースの小型化・低消費電力化のニーズが高まっている。今回開発した技術を用いることで、モバイル機器で使用されるLVDS送信ICの消費電力を50mW以下に抑えることが可能になると同社では説明している。

これは従来のモバイル機器で使用されてきたLVDS送信ICの消費電力と比べ約1/3であり、これにより、動作持続時間の延長が可能になるため、たとえばタブレットPCでは、高速動作を可能にしつつ消費電力を削減することにより、現在の主流となっているXGA(1024×768ドット)やWXGA(1280ドット×800ドット)解像度のLCDからWUXGAクラス(1920ドット×1200 ドット)の高解像度をもつパネルまで広範なアプリケーションをカバーすることが可能になるという。

なお、同社は、今回開発した低消費電力技術を用いた新製品を2012年第1四半期に量産出荷を開始する予定だとしている。