専門的な知識や技術を必要とせず、誰でも簡単にハイセンスなWebサイトを作成できるWebサイト制作ソフトウェア「BiND for WebLiFE *」シリーズ。プロクリエイターからアマチュアユーザーまで、幅広いユーザーから支持されている同シリーズの最新バージョン、「BiND for WebLiFE * 5」(以下、BiND5)がリリースされた。
「BiND for WebLiFE * 5」には、同梱されるテンプレートやサーバライセンスなどの違いにより、BiNDスタンダード版およびBiNDプロフェッショナル版の二種類がラインナップ。プロ版にのみFacebookの専用テンプレートが付属する |
最新版では、定評のある操作性および視認性に優れたユーザーインタフェース、テンプレートをベースとした秀逸なデザイン手法などをそのままに、さらに各種機能が大幅にアップグレードされている。その中でも特に注目したいのが、時代の流れを反映したソーシャルサービスやクラウドサービスなどへの全面的な対応だ。今回は、全世界に膨大な数のユーザーを抱えるSNSである「Facebook」において、手軽に自分自身のデザインしたFacebookページを作成できる「BiND for Facebook」機能の魅力と使い勝手に迫ってみたいと思う。
通常、オリジナルのFacebookページを立ち上げるには、専門知識とそれなりの制作時間が必要となり、詳しい人でも面倒に感じ場面も多いはず。しかし、BiND5なら一般的なウェブサイトを作成するのとの同様に、テンプレートから好みデザインを選んで、それをカスタマイズするだけでOKだ。なので、ホームページを作る流れの中でスムーズに行うことができる。もちろん、面倒になりがちなFacebookでのデベロッパー登録などの手順も一切不要。しかも、単にFacebookページを作るだけでなく、読者を獲得するためのオリジナリティー溢れる様々なデザインやギミックを簡単に、ユーザー自身で組み込みことができる。なお、このワークフローは、BiNDシリーズ用に構築された専用サーバー「BiND Server」側に組み込まれた「BiND For Facebook」と呼ばれるFacebookアプリとの連携により実現されており、BiND Serverとの契約が必要となる。
「BiND Server」には、ベーシックコース/プレミアムコース/オンラインショップコースの3つのコースが設けられている。Facebookページのカスタマイズ機能をフル活用したいならプレミアムコースがお薦めだ |
BiND5は、これまでFacebookページを活用してみたいが、知識も時間もなく、もどかしい想いを感じていた、そんなユーザーにこそ最適なホームページ制作ソフトウェアといえるだろう。
BiND5を起動するとユーザーにはお馴染みのサイトシアターが表示される。テンプレート一覧の中から、「Facebookページ」を選んで「このカテゴリーで作る」ボタンをクリックしてスタートする。あらかじめプロ版には専用テンプレート(8サイト)が付属しているので、デザインを確認しながら、目的に応じて選択しておこう。テンプレート内に収められた各ページの編集方法は、横幅が500ピクセルに限定される点を除けば、一般のウェブサイトを作る場合と基本的に操作方法などもまったく変わらないのが嬉しい。
また、ブログやフォームなどと連携を行えるSYNC機能(ソーシャル系/ウェブサービス系パーツ)や、SHiFT機能(スライドショー系パーツ)も使用でき、より多彩かつ魅力的にFacebookページを演出できる。
BiND5により、短調になりがちなFacebookページに、読者の興味をさらに掻き立てるスライドショーやギャラリーといったビジュアルイメージをはじめ、フォーム、キャンペーンなどの仕掛けも簡単に設置できる |
さらに、Facebookページにおいて、「いいね!」獲得の重要なポイントなるのが、ファンゲートと呼ばれる機能の存在だ。これは、「いいね!」ボタンをクリックする前とクリック直後に、それぞれ別ページへリンクされる仕組みのことで、本機能により「いいね!」クリックしたユーザーのみに公開するコンテンツを提供できる。BiND5では、BiND for Facebook内の設定だけで、このファンゲート機能を手軽に設けられるので、従来必須であった面倒なコーディング作業なども一切必要としない。ファンになってくれる読者限定のダウンロードやクーポンといった特典コンテンツの掲載に利用すると、非常に効果的なキャンペーンを行えるはずだ。
これまでに紹介したスライドショー、ギャラリー、フォーム、ファンゲートといった機能を活用し、筆者の「Facebookページ」をBiND5によりカスタマイズしてみた。実際のデザインや画面遷移などについて、その効果のほどを、ぜひご自分の目で確かめてみてほしい。