NECは、SAN対応ストレージ製品群「iStorageMシリーズ」のラインナップに、ミッドレンジモデル「iStorageM500」およびローエンドモデル「iStorageM300」を追加したことを発表した。省電力や仮想化機能の充実など、クラウド対応が強化されていることが特徴。

iStorage M300(2.5型ドライブモデル)

iStorage M300(3.5型ドライブモデル)

iStorage M500

両製品は、従来機比最大50%の省電力化を実現。また、高性能CPUの採用や内部バスの高速化、複数のI/Oをまとめて高速処理するRAIDアクセラレータの採用、ストレージ内部処理の多重化により、処理性能が従来機の約4倍に向上している。

この他、「VMware vSphere」において特定のストレージ機能をストレージハードウェアにオフロードするAPI「VAAI」に対応しており、独自のソフトウェア「WebSAM Storage RepNavi Suite for VMware」によって仮想化ソフトウェアとの連携機能強化に対応。さらにSSDを二次キャッシュとして利用するソフトウェア「iStorage PerforCache(パーフォーキャッシュ)」、データを自動的に最適な領域へ移動させる「iStorage PerforOptimizer(パーフォーオプティマイザー)」も提供される。

価格はiStorageM500が895万円~、iStorageM300が325万円~となっている。